百二十九日目 曽根崎心中をみて
とにかくかっこよかった。
まさに体当たりで徳兵衛をやる宇崎竜童も、ずっと前を見続ける梶芽衣子も、原作にはないシーンで悪事がばれ、開き直る九平次も
江戸時代までの文学はいかに死ぬか、明治以後の文学はいかに生きるかだと思っていたけど、この映画は皆生きまくっていた。
そして音楽がいい。
激しい曲はあまりなく、スローテンポなものも多いのにとてもロックだった。
時系列順でなかったり、付け足されたシーンもあったが最近の映画のように、撮影しやすいように、分かりやすいように脚色などされてなく。台詞までほとんど原作通りで成立していた。
ただ、ヒロインが脱ぐシーンなどでスタントがやっているっぽかったので星4つです。